尾道市消防局予防課(消防署) 立会いの下、火災発生時を想定した避難訓練および「煙体感訓練」を実施いたしました。

万一の火災に備え、煙の危険性や正しい避難姿勢を身につけるための貴重な機会となりました。当日の訓練の様子と、あわせて確認した重要な避難ポイントをご紹介します。

【尾道市消防局予防課 山下氏の説明風景 日時:2026年9月28日(月)】

【煙の体験用ハウス・体感訓練を終えた風景】

【尾道市消防局予防課(消防署)から学んだこと】

1. 「正しい避難姿勢」

充満した煙の中を通過する訓練では、視界が奪われる状況下で適切な避難行動がとれるか体験しました。

  • 姿勢を低く保つ:一酸化炭素などの有毒な煙は天井付近から溜まるため、床面近くに残るわずかなきれいな空気を吸いながら移動すること。
  • 口と鼻を覆う:ハンカチやタオルで鼻と口を覆い、有毒ガスの吸入を防ぎます。
  • 壁沿いに移動する:暗闇や煙で視界ゼロの状態では方向感覚を失いやすいため、壁に手を触れて一方向に沿って移動することで、確実に非常口や扉へ到達できます。
  • 誘導灯の活用:誘導灯を目印に、上記低い姿勢を保ちながら避難する。

2. 避難時に知っておくべき「煙のスピードと特性」

訓練では、消防署の方から煙の具体的な性質についても学びを深めました。

  • 上昇スピードは秒速5m前後:煙が上に伸びる速さは猛烈で、人が階段を駆け上がるスピード(秒速1〜2m程度)を大幅に上回ります。そのため、階段で煙に追いかけられた場合は上へ逃げ切るのが非常に困難であり、原則として下階へ避難することが基本となります。
  • 水平スピードは秒速3m前後:横方向に広がる速度は大人の歩くスピードと同等です。煙を見かけた際は慌てず、姿勢を低く保って速やかに移動すれば、水平方向への安全な離脱が可能です。

【今後に向けて】

一酸化炭素をはじめとする有毒な煙は、わずか数回吸い込むだけでも意識を失う恐れがある非常に危険なものです。今回の体験を通じて得た知識を常に意識し、日頃から複数の避難経路を確認するなど、組織全体の防災体制をさらに強化してまいります。

ご協力いただきました尾道消防署の皆様、誠にありがとうございました。