ごあいさつ

 尾道プレス工業株式会社は本年10月1日をもって創立50周年を迎えました。

 幾度もの難局を乗り越え半世紀という長い年月を継続できたことは、諸先輩方のたゆまぬ努力と、ここに居られる従業員の皆さま方のおかげと感謝しております。

 創業当時を振り返ってみますと、昭和43年(1968年)プレス工業株式会社が尾道市の誘致企業第一号として尾道に進出した時、市内に自動車部品を製造する下請け会社が全くなかったことから、地元の堀田組の社長とプレス工業が相談をし、昭和46年(1971年)に尾道プレス工業が誕生しました。当時は堀田組所有の尾道市新浜にある木造工場の一部をお借りし小さな工場からスタートしました。昭和49年(1974年)に現在の長者原工業団地に工場を新設し現在に至ります。

 当時の生産規模から敷地の真ん中に事務棟を建設したことが、その後非常に手狭になりその事務所が物流を阻害する原因になっておりました。念願の新事務所が、平成30年(2018年)に多目的棟として完成したことにより、旧事務所が撤去され材料の入庫から完成品の出荷作業まで屋根付きの建屋で行える理想的な物流が実現できました。

 令和2年(2020年)永きに渡って生産してきた自動車部品はプレス工業尾道工場のマツダボンゴトラックと共に生産終了となりました。今後は建設機械部品の専門工場として、プレス工業尾道工場の一翼を担い進化していきます。

 プレス工業の元社長であり、当社三代目社長でもあった故柳井清澄氏の20周年誌に寄せられた回顧の末文に『来る21世紀まで確固たる基礎を作り年輪を重ねながら無限に発展して欲しい。50周年、100周年と希望を持ち、業界のためにも、又社業の発展にも常に新しい時代作りに努力され全従業員の幸福を祈念し・・・ 』とあります。

 先ずは50周年に到達しました。コーポレートマークに示す様に右肩上がりの無限大の可能性を秘めた前向きで躍動感・情熱のある企業、そして尾道の地で海と山に囲まれた豊かな土地で100周年に向けて、地域社会に貢献し会社も従業員も一歩ずつ着実に育って行きたいと願うものです。

代表取締役社長 遠藤 徳明

50年の歩み

●1971年 尾道市新浜町に資本金500万円で会社設立
●1971年 マツダ(株)の自動車部品をプレス工業(株)へ納入開始
●1974年 尾道市長者原に新社屋・工場竣工 本格操業へ
●1977年 プレス工場・組立工場第2期工事完了本格稼動
●1980年 資本金1,500万円に増資
●1984年 プレス工場増設
●1986年 第3組立工場増設
●1988年 第2事務所完成
●1990年 プレス工業(株)直納認定取得
●1994年 建設車両内装部品生産開始
●2001年 少量生産型キャブライン稼動へ
●2007年 西側倉庫・厚生棟移設
●2008年 発送場荷卸しヤード 完成
●2008年 品質マネジメントシステムISO9001認証取得
●2012年 北側発送場上屋 増築
●2013年 東側上屋 増築
●2016年 西側上屋 増築(鋼板倉庫)
●2018年 厚生棟耐震工事完了・新社屋(多目的棟)竣工
     新 事務所として本格稼動
●2019年 第2発送場上屋完成(旧事務所跡地へ)
●2020年 自動車向け量産部品の生産終了
●2021年 創立50周年行事

コーポレートマークのリメイク

◆ わが社のコーポレートマークはいまから30年前の1991年、20周年の節目に考案され、
  記念史の見開きにその思いが刻まれています。
◆ OとPを∞(無限大)の形にデザイン化、将来に向かって無限大の可能性を秘めた
  企業イメージをシンボリックに表現しています。
◆ ロゴを斜め右上にすることで企業の前向きな姿勢を強調、躍動感、情熱を感じられる
  デザインです。
◆ 尾道の街のイメージにふさわしい、さわやかな配色 ブルー(海)とグリーン(山)
  で表現しています。
◆ 50周年記念行事としてこのマークをリメイクしました。
  その際ブルーはプレス工業グループの一員としてPKブルーとしました。